ごろんぼ

ごろんぼとは、丸太の梁。直径30cm前後のぶっとい木材が、木の姿のままに近い状態で(多くの場合は飾りとして)張られている。京都の古い家には、これがよく使われていた、らしい。
たまたま、築八十年の家をつぶして新築工事中の友人と話をしていたところ、ごろんぼを捨てずに残してあるが特に使い道がないので、欲しかったらあげるよ、ということになった。
で、早速、現物の確認に行ってきた。新築工事中の現場の片隅に、ブルーシートで覆われたごろんぼが山と積まれていた。全部で10本。長さは4m前後の物が多く、二間間口のうちの家であれば、十分に渡すことができる。
捨てたらただの産業廃棄物だが、職人がきちんと再利用すれば立派な建材です。新築の家にうまくなじむように活用できるかは、設計士の腕の見せ所。