視察

栗原邸

ヤボ用で山科まで行った帰りにちょっと寄り道。 昭和4年の建物で、国の登録文化財。 コンクリートな外観。 トロっとした木部がたまらん。 学生がスタッフとして運営。地元の大学の教育プログラムとして、現在進行形で修復中。アクセスがいいわけでもなく、あ…

漫画ミュージアム

初めて行ってみた。知らなかったけど有形登録文化財。 階段。 こちらは校長室前の正面玄関のタイル。いいね。 いろいろ楽しめた。

なかなか行けない

聴竹居。京都新聞だったかな、こんな本が紹介されていたのでポチっとしてしまった。聴竹居: 藤井厚二の木造モダニズム建築 (コロナ・ブックス)作者: 松隈章,熊倉功夫,矢ケ崎善太郎,古川泰造出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2015/03/25メディア: 単行本この商…

弘道館@水戸

祖父のお見舞いで茨城に行ったついでに、水戸を観光してきた。 水戸藩士が勉強に励んだ弘道館という古い学校?大学?塾?が修復されながらも残っている。一つ気になったのが、漆喰壁もあるのだが、白い壁紙をはっている壁が多数。 矢印のところが漆喰ではな…

あの頃は若かった

7年ほど前に披露宴をした会場に久しぶりに訪れた。当時は建物のことなんかなんにも知らなかったが、今さら訪れてみるとかなり楽しめる。 登録有形文化財ということなので、当面は残ってくれるのがうれしい。

見学会

見学会のお招きに預かったので、台風が通り過ぎた頃を見計らって出かけてみた。 焼きを入れた鉄のスイッチプレート(っていうんですかね)やその取り付け位置、照明のCリングが見えないような工夫など、お施主さんの美意識が細部にまで現れてます。あの鉄の…

余計なお世話

朝ご飯を食べながら京都新聞の一面に目を通すのが日課。そしたらこんな記事が出てて「あー、がっくし」となった。 姿消す京都・伏見の酒蔵風景 月桂冠、近代化遺産も解体 http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20140808000014 建物の取り壊しは既に着…

祇園祭

どうやら家関係の知人が祇園祭に関わっているらしいという話を耳にするようになって、迎えた祇園祭2014。プロだけでなくいちおう素人のこちらの方も。 特に拙宅の建築に関わってくれた工務店の方についてはマが既に書いた通り。150年ぶりに復興する鉾を組立…

類は友を呼ぶ

今までまったくこの分野(町家、壁塗り、宿etc)と関係のなかった筋からお声がかかり、とあるオープンハウスにおよばれしてきました。 なかなか見所がありまして、この落しがけなんか「ほー」って感じです。たまりませんね。 もともとあった町家の改装で、壁…

解体

近所の大きな木造家屋の解体が始まった。かなり大きなお宅で、いつも前を通りながら眺めてた。人気はほとんどなくて、たぶん住んでいる人はいないだろうと感じてた・・・で、予想通り潰された。 あーもったいない。もったいない。なんでこういうものが残せな…

長谷川家住宅

夏の特別公開ということで見にいった。 東九条村というところの庄屋の家だそうだ。築270年。この松の梁は直径60cmくらいあると思う。 三和土も新しくやり直したそうで、まだ乾いてない感じがなつかしい。 展示物が多めだったけど、もっと家の作りをじっくり…

近所のお屋敷

家を建てる前から知っていた近所のお屋敷。実は過去の記事にもちらっと登場したことがある。ときどき人の出入りはあるようだが、住んでいる感じではなく、さらに昨年から今年にかけてずーっと工事をしていた。 どうやら大規模な改修と耐震の工事をしていたそ…

柿渋2

同じ設計事務所に家を設計してもらったお宅のお披露目パーティにおよばれした。2月に別のお宅に伺った時と同様、柿渋に見えるサングリアを持参。 料理に舌鼓を打ち、お酒に酔い、写真撮影をすっかり忘れた。いやー、おいしかった、楽しかった。 このお宅とは…

柿渋

同じ設計事務所に家を設計してもらったお宅の一周年記念宴会におよばれした。もともとは大工さん/設計士が一年検査で集まるので、ついでに呑みましょうという企画。 マが自家製サングリアを作ってペットボトルに入れて持って行ったところ、これが柿渋に見え…

姫路城

50年ぶりの修理中の姫路城へ。 天守閣が「天空の白鷺」とよばれる建物にすっかり覆われて、エレベータで天守閣を最上層と同じ高さにあがることができる。 瓦と漆喰の工事が一通り終わった様子。瓦は一度全部はがして、使えるものは洗って再利用。記録映像で…

Oh邸見学

クカニアさん(設計事務所)が設計された新しい家の見学会があったのでおじゃました。 とくに最近、クカニアさんのお客さんの間ではやっているのが漆喰塗りのDIY。プロの左官屋さんに指導(とお手伝い)を頂きながら漆喰を塗っていく。かなり大変で失敗もす…

京都迎賓館

往復はがきで申込、厳正なる抽選の結果、京都迎賓館の一般公開にめでたく当選。 ホテルのロビーのような空間。 大きな宴会場。 和風の宴会場。 こんな池が見えた。 気になる壁。漆喰と聚落。 ぐるっと見て30分ちょっと。京都、および日本全国の人間国宝級の…

お客様

設計事務所のお客様が、拙宅を見学にいらっしゃった。 1F、2Fを一通りご説明。でも、この一通りってのが意外と難しい。話を聞く人が何に興味を持っているのかわからないからだ。間取りなのか、DIYなのか、住み心地なのか、コストなのか。 自分たちがどうだっ…

塀工事DIY見学

同じ事務所で設計したご近所さんの塀の工事を見学。ブロック塀に瓦を乗せて、漆喰で塗るらしい。こちらのご主人もそうとう好きで、今日も瓦をインパクトで固定する作業をやってはった。 うちの塀は笠木が木のままなので、雨じまい的に何かした方がいいのだろ…

宇都宮の豪商のお宅の場合

実家の宇都宮に帰った際に立ち寄ったのが、こちらの旧篠原家住宅。国指定重要文化財。奥州街道に面した立地で、肥料や醤油の商いをしていたそう。 外観も内装も黒漆喰でとても渋い。一階部分の外壁に大谷石を用いるのは、地元ならでは。 私が気に入ったのは…

お宅訪問

9月に上棟したお宅が、ほぼ完成したというので見学に伺った。骨組みだけだった家が、立派な家になっていた。 この家のお施主さんはかなり気合いが入っていて、土壁、漆喰壁、木部の柿渋塗り等、我々をはるかにしのぐ施工面積をやり遂げた。脱帽。 もちろん、…

見学のお客様

今日ははるばる東京から、拙宅を見学したいというお客様がいらっしゃった。玄関、和室、廊下、洗面所、トイレ、リビング、キッチン、、、と、一通り説明する。自分はもうさすがに1年半も住んでいるので、日常的に見たり使ったりしているものを、改めてえらそ…

あこがれの修学院離宮

お噂だけはかねがね・・・といった感じの修学院離宮。実は自宅の駐車場は、修学院離宮の一二三石をまねたという雑誌の記事を見て、更にそれをまねたという経緯がある。当時は毎週、現場の打合せで忙しく、また修学院離宮は宮内庁事務所で手続をしないと入れ…

京山々バスツアー

京都府南丹市美山町というところに、茅葺き屋根の民家を見にいった。京都の郊外をクルマで走っていると、やたら大きな金属の屋根を見かけることがあるが、あれは全部、茅葺き屋根をトタンで覆っているということを少し前に聞いた。美山町にはトタんに覆われ…

Hn邸見学

我々と、数ヶ月の差で家作りを進めておられたHn邸のオープンハウスを見学。 第一印象はとにかく、風通しの良さ。広い土間空間が家を貫く設計。夏をむねとすべしと言った兼好法師もきっと気に入るに違いない。そして、古材、漆喰、三和土、北山杉、、、と天然…

北陸の瓦

先週末、北陸に出かけたのですが、こちらの地方の民家は、釉薬が掛かった黒い瓦が特徴的でした。寒さと塩害に強いそうです。以前、山陽新幹線から見える石州瓦がかっこいいということも書きましたが、地方によっていろいろ個性があるもんですね。 都会ではま…

弟子入りの日も近い?

先週の話ですが、高谷さんが今やっている現場におじゃましてきた。 なつかしの道具。 うちのような新町家ではなく、ホンモノの町家を改装中の現場。漆喰の壁をはがして下地をあらわにし、そこに土壁のような下地を塗り、仕上げは漆喰。たまご色ががった「黄…

番外編:山陽新幹線から見える瓦

N700はコンセントが付いているので、新幹線の中ではPCを使ってもっぱら仕事をしているのだが、ふと、外を見てみると、やはり家のことが気になる。 都会はどこも似たり寄ったりの景色で、かつたいして興味を引く建物はあまりないのだが、郊外の方は風情のある…

オープンハウスの話

うちの家を作ってくれいている親方が手がけた別の家が、公開されるという話を聞いて、さっそく見に行ってきた。 銀閣寺の近くにあるこの家は、モノ書きをする方の仕事場兼住居だそうだ。こじんまりとした正方形をしており、無駄がなくとてもすっきりしている…

四君子苑見学

たまたまですが、おとなりさんに四君子苑の招待券を頂いたので、その足で早速行ってみました。四君子苑とは、春と秋だけ特別に公開される数寄屋のお宅です。 すぐそこに鴨川があって、大文字が借景という贅沢な立地。今日は夏のしつらいというこでしたが、と…